ヘルの10巻を読み返し、9巻→8巻→7巻とここまできて、ハタと手を止め時計を見て驚いたうっかりものの管理人です。
いや・・・もう10巻のお嬢の少佐に対しての台詞。これを読むと、本当にお嬢は私的な感情に動かされて指揮を振うような女ではないのだと――こんな風に「責務」と「使命」に全てを捧げている「人間」など、いるもんじゃないだろう?!と――彼女はだからこそ、アーカードを従えることが出来た「人間」なのだと、そう改めて思い、こうフルフルと身震いするような感慨に襲われました。
(彼女の傲慢とも受け取れる態度の由縁は、「一個人の感情で殲滅の指揮を振るっているのではない」という所から、出てくるものであるのだと思うのです)
少佐が持つのが「個人的信念」、「自由意志」というのなら、その時点でお嬢に打ち負かされているのだと思うのです。
国家が押し付ける価値観に抗う人間、家柄や地位や世間の目にも束縛されないような人間、それを己の「価値」とする人間は、きっと彼女から見ると、上っ面だけを取り繕った薄い人間なのだと、そう思えるのです。
彼女が認める「人間」。
それは一般の人から見れば、「無私」というか、「私個人の意志や見解では動かない共同体を維持するもの」とでもいうのか。でも、ホント、そんな人間というのは、滅多に居ない訳でして・・・・・・・
そんな彼女を気高き異形の女とするのなら、対局に位置するのが「人間でいることにいられなかった」ことで異形となったアーカードである訳で、このふたりはやはり表裏一体の、宿縁なのだな・・・と、舫った頭で考えておりました。
生きることに「活きる」民が、化け物に傷つけられてき死んでいくのを彼女が許さないのは、それが彼女の「義務」だから。彼女が武器(アーカード)を使い、圧倒的な暴力でそれを制することが出来るのは、そのオーダーが無私であるからこそ。(その彼女がアーカードを欲している限り、奴はやはり帰ってくるしかない訳です)
だから常に彼女のその「人間」たる姿勢を確認するため、あの男は「お前はどうする?」「お前はどうなのだ?」と問うのだろ・・・・・・と、今になって腑に落ちたという感じがするのです(遅すぎだよ)
やはりこの物語はタイトルが示す通り、「ヘルシング」の話であり、「インテグラ」の存在が根底にある全てをあらわにする、そんな話しだと思うのです。
だからインテグラの血に始まり、インテグラの血に終わる。
そんなお嬢のことを、よっく理解もせずに、お嬢に愛情すら持てん人間が、ヘルのOVAを作って(・・・以下自粛)イヤ、イヤ、イヤ、まずは現状を愉しまねば駄目だろう、自分(苦笑)
しかし、地下でアーカードを目覚めさせてからの、彼女のエピソードが描かれていないのは、そんなことを考えると「敢えて」なのだとわかるのですが、幼い少女が「人間」として、あるいは誇り高き異形として成長するまでを考えると、きっと旦那に痛めつけられたんだろうな・・・奴の持つ「人間」に対する思い入れのせいで・・・・・・と、その過程を妄想せずにはいられないのです!!
と云うか、やはり、そこがお嬢好きには萌えポイントなのですよぉぉぉ!と、声を大きくして、ワタクシは言いたいのです!
だからアタシは、やっぱり少女が好きなんだよ~~!!
・・・と、謂う事で、言いたいことを吐き出したので、ちょっと数時間寝たいと思います(書き逃げ?!)
では睡魔の国に往ってきます~w
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