到彼岸〔とうひがん〕・妄想MEMO 厳しく優しく、応援したい
【個人的妄想のメモと気が向いたときの近状記録】 ここはヘルシング同人サイトの2次創作専用のブログです。 妄想の糧やオタの日常を呟いています。 心当たりがないのに、何故か迷い込んでしまった方は、速やかにお帰りくださいませ。
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知り合いの若者が、「やっぱ、継ぐわ」ってんで、農業を継ぐことになりました。
本日、一緒にランチしたんですが、「勘」じゃなく、ちゃんとデータ分析して経営したいんだーーという話になり、そんなこんな話をした昼時。

若者だし、都会で事務してたし、今まで農業は親の手伝いしかしてこなかったし、そこんとこは・・・素人のワタクシと大差ないんですが、農業経営には「農業簿記」ってもんがあるよねぇ~という話になったとき、「そーなの?」と。

なんとまぁ暢気だよな!と、そんな話になりました。
以下、特定分野の個人的見解を連ねているだけなので、下にスクローーーールでいきますm(__)m











































以下、農業経営を空っぽな頭で考えている話です(ここでは「農家」という言い方は使いません)
内容は、今日のランチでくっちゃべったダラダラな話ですので、「ふ~~ん・・・」な感じのものですが、個人的思考整理のために残しておきます。



従事している方は知ってるわけですが、「農業簿記」には「製造原価報告書」が存在します。これって、本当に農業は「ものづくり」だってことだと思うわけです。
そして他にも「育成仮勘定」というものがあります(建設業だと「建設仮勘定」にあたる)
これも、果樹とか家畜において、目的の用途が達成できない状態では、減価償却の対象にならないことを意味しています。(面白いな~と思うけど、よく考えればもっともですね~)

たとえば畜産だと、牛を飼う→牛乳として出荷できるお乳がでる それまでの経過は仮勘定。その目的にあった状態に達してから支出分を「生物」という勘定に振り分けて、そこから減価償却を始めます。

そして、家畜にも「対応年数」がある。たとえば、牛乳用は四年。種付け用の牛も四年。役肉用は六年と、こんな感じ(馬や豚にもある)


ワタクシは農業専門の会計士ではないので、詳しくはないのですが、それでもこの分野の経営管理は面白いけど特殊性があって難しい・・・といつも思うのです。


そして、次に最も特殊なのが「農業の会計は、赤字でも平気?」という点。
(この産業分野は、農林水産省と農協が大きな影響を持っているので、経済産業省的な理論で踏み込むのは「極めてタブー」とされているため、そのあたりは思っていても、突っ込みませんよ~)

農業の世界では、「補充金」「交付金」が多く存在します。
その存在を知らないと「会計処理」が全く出来ないほどの、位置づけです。
で、その分野も

【ゲタ】・生活条件不利補正対策(ムギ・大豆直接払い)

【緑ゲタ】・過去の生産実績に基づく支払(固定払い)

【黄ゲタ】・毎年の生産量・品質に基づく支払(成績払い)

【ナラシ】・収入減少緩和対策

とそれぞれ区分されています。
それだけ、環境や天候によって収穫量が左右される、人間の力では太刀打ちできない分野を相手に、「業」をしている訳です。
これらは安心して農業に従事してもらうため、国が産業を支えてくれている人のために行う政策な訳です。

(「色分け」されているところに、ちょっとした意味合いがありまして、WTOに於いて、削減対象や貿易協定の対抗措置になりうるものかどうかが「色」なのです。黄色あたりは自由貿易協定の対抗措置なもの・・・所謂WTOからは嫌がられるが、自国の利益のためにやるみたいな、そんなもの)


ここにある「黄ゲタ」が結構大きな役割がありまして、これは「売上高」として計上されます。(何故「売上」となるかの説明は長くなるのではぶきますが、ちなみに緑ゲタは営業外収益です)

なので、麦・大豆生産の耕種農業者や鶏卵の生産や牛の肥育を行っている畜産業者は、交付金を貰ってもそれは営業外収益に計上し、そもそもの営業損益では赤字にあっても、経常損益は黒字だというところもあるのです。

これがあるために、「先を読む経営」をするには、データ取りが大事になります。
交付金・補充金を加味して、売上高の増減を「販売価格の問題」としてとらえるか、「季節・天候による収穫量の問題」なのか、結構細かい分析が必要になります。

本当にこれ、大変。
実際、やってみると、「・・・難しすぎて分析できんよ」とワタクシの場合、なる訳です。
農業で安定した利益を得るには、経験値と分析能力が組み合わさらんといかんのだと思うんですよ。スゴイなこれ、安定して利益得てるところはスゴイよな~~と、この世界で頑張っている方々には敬服であります。


そして、さらに特殊なのが労務管理。
農業は特殊で、8時間を継続しての労働も、可能なんです。農業は労働基準法の適用除外が多いんです。
休憩時間、労働時間しかり。時間外、休日労働然り。18歳未満であっても、時間外労働は無問題。週に40時間を超える労働も問題なし。

ということは、この分野はそれだけ過酷な訳でもあります。(あっ・・・深夜労働は適用ですよ~)

ここら辺が、「農家の嫁は角のない牛(もしかして、この地域だけの差別的用語かしら?)」という、嫁の労働に対価を払うなんて馬鹿だと言われる、根深い地域の問題になるんですが、この辺は言いたいことは山のようにある上に、荒れる原因にもなるので言及しません。
(かく云うワタクシも、土地の慣例に倣って「働いて得た給料は1円残らず全部舅に渡していた」クチでしたし・・・)

「やる気」を持って健全に経営するには、所謂「家族協定」や「就業規則」が欠かせません。
協力がないと成り立たない農業だけに、これは必須。

個人的には、この「家族協定」に、「農業を行う目的」、「収入の分配」を明記して経営としてしっかり組み込むのが、長い目で見て成功に繋がるんじゃまいか??と思っているんですが、そんなこんなを、本日はその若者と議論いたしました。
・・・・・・趣味の農園しかないのに、何偉そうにって感じですがね(ニガワラ)
(彼女は、「農業簿記」の特殊性や、ゲタを組み込んでの黒字経営の見極めなど、そんなことを考えてなかった様子・・・)




「できれば、農業生産法人にしたいわ!!」
という、彼女の前向きな顔を見て、うん、応援するよ!!と軽々しく言っちゃった自分ですが、結局、何の力もありません。

機械の購入費用も、人件費も高くつく農業では、実際はパートや海外から「研修生」「実習生」として来た人々をパートで使って経営が成り立っているという実態があります。
(「研修生」は非労働者で社会保険適用外、「実技実習生」は労働者で社会保険適用という、大きい差があるんですが・・・)




農法自体、有機農法、自然農法、永田農法など色々在るし、それに伴って栽培方法も販売方法も変わっていく。
単純に面積を拡大すればいいって話にはならないし、土壌分析とそれに基づく「起耕」(土壌を反転する作業・本州と北海道では、反転する深さに3倍近い開きがあって、それが長期的にいいものを育てる素養になっているといわれる)の違いもでる。それに減農法という考えもある。

どれとどれを、どんな風に組み合わせるかには、どれが「正解」というものはないし、それは「人の教育」にたとえることが出来る、単純さとは切り離された奥深いものだと個人的には思っている。

でもまずは小さいところからだな~~と言う事で・・・『ものづくり』の産業なだけに、「農業を行う目的」と、「収入分配」ってのが、「農業経営」として結構大きい意味じゃまいか?と考えてみた、本日の管理人あります。




農業生産法人・・・うん、これができればなぁ~、この形態が上手いこといけばなぁ~と、空っぽな頭を悩ませた本日。
農業従事を志した若者を、応援せにゃならんよな!でも、いい事ばっかりじゃなく、厳しくやさしく応援してあげたいなと(ある意味、大迷惑?)、ちょっとばかり考えた今日のオタの農業話でした。






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