到彼岸〔とうひがん〕・妄想MEMO どんな食べモン?
【個人的妄想のメモと気が向いたときの近状記録】 ここはヘルシング同人サイトの2次創作専用のブログです。 妄想の糧やオタの日常を呟いています。 心当たりがないのに、何故か迷い込んでしまった方は、速やかにお帰りくださいませ。
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「ピクルスって、『漬物』ってことだったんだな。てっきり、『ピクルス』って野菜があるのかと思ってた。お前は知ってたか?」

ピクルス=ちっちゃいキュウリの品種かな・・・?と、ずぅーーーーっとそう思っていたというBOSS。
人生五十年以上過ぎてからようやく知った驚愕の事実だったようです。よかったね、気付いて・・・

「知ってるよ。輸入食材のお店で売ってるやつは、塩漬けした野菜→ピクスル液につけてあって、食べられないほど酸っぱいんだよ・・・本来は単なる酢漬けとは違うんですよ~」

と、鼻高々と言ってやりました。なにぶん、普段は『物知らず』の烙印を押されているので、こう言うときしか威張れません。


それが鼻についたのか、現在、BOSSから宿題を出されております。

・「蒸留酒」以外のお酒の区分と製法を分類してみろ
・蒸留で作るのは、麦、葡萄、あるいは葡萄の搾りかすがあるが、それ以外から作る蒸留酒と、その酒名を挙げよ


なんで、お酒やねんっ!!飲酒禁止のアタシに対する嫌がらせなのねッ!!!というそんな宿題。

そんなこんなを調べているうちに、またどーーしようもない無駄知識が蓄積し、それが着火剤になって妄想に火がついたりするんですが・・・

うん、よく考えると・・・・・・何か、妄想の切欠は結構「宿題」に由来している気がしますw



















 好 き 嫌 い




「お嬢さまっ、またお残しになられてますよ。お肉が残っている内に食せば、そんなに嫌な味ではありますまいに。先代も、『好き嫌いはいかん』とおっしゃっておられましたでしょ?」


もうメインのお肉が食べ終わりそうだというのに、そのつけ合わせとして出されていたピクルスには、全く手がつけられた様子はなかった。


「・・・・・・だって。これってすごく酸っぱいンだもの。こんな風に発酵したやつは、ダメなのよ、私・・・塩漬けしてない、ただピクルス液に漬けただけのものじゃダメなの?あれだったらいいんだけど。」


「ダメです、お嬢さま。『脂が多い食事の時には、この酸っぱいつけ合せに限る。それに発酵食品は身体にいい。』と言う、初代の格言をお忘れですか?ヘルシング家の当主は、この発酵タイプのピクルスを食べて健康を維持し、化け物と戦わねばならぬのですよ!」


「・・・・・・・・・・・・・初代と私じゃ、味覚が違うのよ。こんな酸っぱいもん食べられないわよ。」


インテグラはハァ~と溜息をついて、皿に乗っているどんよりとした色に変じた酸っぱい匂いを醸しているキュウリのなれの果てを、宿敵の化け物のように睨んだ。
父が生きていた頃も、確かにこれは宿敵で、「残してはいかんよ」と言われ、半泣きになりながら食べたものだったが・・・・・・父が鬼籍に入った今でも、その苦行からは結局逃れられず...現在に至っては、ウォルターが食事時には、目を光らせているのだった。
この執事の執拗さから見るに、きっと「インテグラにはお残しをさせてはいかんぞ」という、そんな遺言があっただろう――と、インテグラは睨んでいる。


「いいですか、お嬢さま。お嬢さまが好き嫌いなさっては、アーカードさまの我がままを諌める事はできませんぞ。」
相変わらず、宿敵の魔物を睨むように皿の上のピクルスを睨んでいる歳若い主人に、ウォルターは口を開いた。

その彼の言葉に、つい最近、はからずも従僕としてしまったあの吸血鬼の名前が出てたのを聴き、インテグラは思わず顔を上げる。


「こんなブレンドしまくったA型の血液型はイヤだ。どうせブレンドするんだったら、歳若い処女の血だけを混ぜろ。それに輸血パックは冷えすぎててはイカン、人肌に温なければマズくて飲めん。・・・・・・ああ、16歳未満の処女の血が飲みたい。できれば賢く美しく気高い血筋の女がいい。・・・・・・何だ、この変な酸っぱい味は!こんなもの飲めるか!?
―――と、我がままを言って駄々を捏ねる好き嫌いが激しい齢五百有余年を過ぎた吸血鬼に、断固『好き嫌いはいけません!』と諌められるのはお嬢さまだけでありますぞ。そのお嬢さまがこの有様で、どういたします?!」


ウォルターは内心ぷぷぷと笑い出したいのを堪え生真面目なイングランド紳士の顔で、まだ少女と言っていいインテグラに訴えた。
そんな執事を見て、インテグラは昨夜のアーカードの食事を思い出す。
こんなのは嫌だ、これはマズイ、別な血液型がいい、そして挙句には主人である自分に「ちょっとでいいから、血を飲ませろ」と・・・・・・確かにワガママし放題の従僕なのだ。


そうか・・・・・・確かに。これでは不甲斐ない。吸血鬼の好き嫌いを諌めるには自分が手本を示すのが一番かもしれない!!

そう考えた生真面目なインテグラは、「――わかった。確かにウォルターの云うことは理にかなっている」と大層真面目な顔で頷くと、何故か、その食事の席にアーカードを呼ぶようにウォルターに告げたのだった。











「・・・・・・で、マスターは呼び出されて、その場でインテグラさまから無理やりピクルスを食べさせられたと言う訳なんですか!!!」

セラスはひぃ~~と仰け反った。
そもそも血液以外のものを受け付けられない吸血鬼に、少女とは言えインテグラさまは何と言う暴挙を!!と、セラスは顔を引きつらせる。


「食べさせられたとか、そんな生易しいものではない。主命として、無理やり口の中に突っ込まされた。」

さすがに、吸血鬼になってから、あんなに不味い物を口にしたのは初めてだったぞ――秀麗な顔の眉をちょっと寄せ、アーカードは嫌そうな顔を作った。


「そして、『どう、不味いでしょ?!』と来たもんだ、我が主は!自分はこんなに不味い大嫌いなものも我慢して食べるんだから、下僕も一切好き嫌いはまかりならん――と、そんな支離滅裂な論理を振りかざしたのだぞ、我が主は。これのどこが理にかなっているんだと、そう思ったものだ・・・」

吸血鬼は眉根を寄せたまま、赤の目を細めた。


「でも、結局はインテグラさまの云うことを聞き入れたと――そう言うことですよね。」
不快気な顔はしていても、赤の目にどこか面白がっている光りがあるのは、当時のちっちゃいご主人を思い出しているのだろう・・・・・・とセラスは検討をつける。


「―――仕方あるまい。あの女は、私の主だ。主人からの命令は絶対だからな。」
ふんっと鼻を鳴らしたアーカードを見て、口の両端をニイッと引き上げたセラスは、『ちっちゃいマスターかぁ~きっと可愛かったんだろうな~』と自分の女主人の当時に想像を巡らせて見る。


今ではもう、その当時の様子を残すものはなにひとつないのだ。
思い出の写真や手紙も。生まれた頃に着ていた母親が作ってくれたというベビードレスも。すべて、あの飛行船が襲来した夜に、焼けて灰になったのだ。




「きっと可愛かったんでしょうね、インテグラさまは。」


「――まあ、そうだな。子供なのにかなり頑固だったが、純真で可愛いいものだったぞ。」


そんな二匹の吸血鬼は、仕事の引けた夜更けに、テーブルの上に赤ワインと匂いがキツイ熟成された発酵チーズと・・・そしてその件(くだん)のピクルスを出して、何やら旅行雑誌らしい本を広げてソファで寝そべるように読んでいる、麗しく醸された女主人を横目でチラリと眺めた。

「この芳醇な香りのチーズに、このピクルスは合うんだよな~絶妙だよな~」
そんなことを呟きつつ赤ワインを美味しそうに飲む成熟の域に達した女主人は、もはや怖いものなどない、ロンドン一の貴婦人なのだ。


「お酒を飲むと味覚って変わるっていいますもんねぇ~・・・・・・」
セラスはそんな怖いもの知らずの、ロンドンで畏怖されること1~2を争う眼帯がやけに似合う主人を見て、ちょっと苦笑した。


確かに・・・・・・代々ヘルシングの当主は、皆、こんな嗜好だったのだ。
やはりこの女にも、大酒飲みの色濃い遺伝子が脈々と受け継がれていたのだ――と。

「さすがは、ヘルシングの一族だ。」と、歳経た吸血鬼も、己を支配して従えるこの一族に継がれる血の濃さに、苦く笑うのだった。







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と・・・いきなりピクルス妄想(笑)超小話なバカ話

子供の頃は食べられなかったのに、大人になると食べられるようになるって不思議~みたいなものってありますが、きっとそれは「お酒」が飲める年齢が境になってるのでは?とか思った管理人。
きっとグラさまだって、あの酸っぱいピクルスは・・・と思ったそんな話でした。



さて・・・・・・こんな下らない話書いてないで、パラレルのHTMLにさっさと手をつけようぜ、自分(ひとりSM再び~)




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