到彼岸〔とうひがん〕・妄想MEMO マク的十字軍妄想+色々と
【個人的妄想のメモと気が向いたときの近状記録】 ここはヘルシング同人サイトの2次創作専用のブログです。 妄想の糧やオタの日常を呟いています。 心当たりがないのに、何故か迷い込んでしまった方は、速やかにお帰りくださいませ。
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単なる考察。
その上、長い。
そして、ネタバレ気味。

それでも『読んでみっか?!』という猛者・勇者にだけ、お勧めします・・・








―――――――――――――――――
マク的十字軍考察他、色々と〜


被告が「英国」で、出された判決が「死刑」。
ただの「宗教裁判」を裁く権限としては、大司教のそれは妥当だと思うのですが、被告が「国」の状況下では、いかに大司教でも、それを「宗教裁判」として判じてよいものだったのかは、とても疑問に思うのです。
あれはヴァチカンが下した判決だったのでしょうか?
そして、あの馬鹿騒ぎな出兵を「十字軍」と位置付けるのは、法王の権限では?と思うのですが、これどーなんでしょ?

「十字軍」であれば、ロンドンへの侵攻は、法王とヴァチカンが正当性を認可するものであったと理解していいのでしょうか?
だったら、ロンドンの損害と復興に関して、あのあとヴァチカンはどう対応したのだろうと、とても疑問に思う管理人。

十字軍の回数を私的に7回と捉えているので、書き出すと下のような感じに。
遠征の主導が教皇にあったか、国王たちにあったかは、それぞれの十字軍で違いはありますが、どれも法王が奪還を呼びかけて宣下しているはずだと認識しています。(間違いがあったら、指摘をお願いしますm(__)m)
※下の捉え方は、ウィキとは違っております。また、書物によってはこれらとは別に回数を数えるものも多数存在します。ひとつの例として捉えていただければ幸いです


十字軍の第一次1096年
第二次1147年
第三次1189年
第四次1202年    
第五次1228年(1217年のエジプト攻略戦は入れてません)
第六次1248年
第七次1270年
十字軍終結1291年(アッコンの陥落)


十字軍の最初は、「聖地奪還」ではなく基本「聖地を巡礼するための安全性の確保」がありきだと認識しているのですが(これも初めから『奪還』と書かれているものもあるので、見方によってはそれもありなのですが)、第一次でエルサレム王国や、他の十字軍国家が作られたことにより聖地はヴァチカンの影響下になるわけです。
しかし、その十字軍国家のひとつ「エデッサ伯国」が後にムスリム側に奪われたことが、『奪還』への戦いに突き進むことに。なので、『奪還』というのは、第二次あるいは、第三次の十字軍あたりから?と個人的には考えております。(ムスリム軍から見ると第三次からジハードの扱いとなるらしい)

つまり十字軍って、キリスト教徒の聖地巡礼の安全を守る=(のちに)エルサレムから異教徒を追い出すこと・・・な訳だと思うのです。(教皇が号令をかければ「十字軍」になるという訳でもないみたいだし)
なので、ロンドン戦を十字軍と位置付けるのは、個人的に「えっ?」な具合なのです。(異教徒をカトリックの地から追い出すと言う意味で、『レコンキスタ』を使ったのは納得できますが)
当然ロンドンは聖地じゃない。イギリス国教会の重要都市ではありますが、カトリックの巡礼地でもない。

なのに何故マクは「十字軍」と言ったのか。

この地はもともとカトリックのもので、ヘンリー8世が自分の下心を満足させ、自分の権威と権力を高めるために、強引に国教会(プロテスタント)に変えたもの。
イギリス国王が異教を興し、カトリックの地を汚したのだ――という、見解があったからこそのマクの「死刑」宣告があったと思うのです。

だったら、嘘っぱちな偽造文書だと言われる、ヴァチカンがヨーロッパ大陸を支配するための拠り所だった「コンスタンティヌスの寄進状」が、彼の中では今でも生きていたということになります。
マク、やっぱり、狂信者ですよ〜〜



ヴァチカンのものはヴァチカンに。

それを実践することが、大司教の地位に上り詰めた彼が、次の枢機卿へのステップを上るために必要な仕事だったということなのでしょうか?

マクは庶子です。
ヴァチカンに所属する庶子。
これだけで、彼がどれほど法王庁内部の差別に晒されたかが推測されます。

カトリックでは「人間としては半端な存在。真っ当でない人間。罪の子(神が認めた正統な婚姻関係がない男女から生まれた、肉欲の結晶みたいな・・・そんな酷い扱いなわけです)」として扱われた庶子です。
ひとりの人間として扱われず、相続権さえないと言う歴史背景をもつ存在。
一般庶民でも、罪の子として扱われ、宗教上は相当な差別をうけた存在で、その差別が公的差別から消えたのは、二十世紀に入ってからという遅さ。公然では控えられても、熱心な信者からは影では未だ差別の対象です。

人間として受け入れてもらうための狂信と行動。

現在は、表立って「庶子は人間として半端なものだ。聖職者にはなれないのだ」という者はいないと思いますが、過去は庶子は聖職には就けなかった。それほど差別の対象であるマク。

マクは自分の赴く戦いに「十字軍」としての正当性を認可してもらうことで、カトリックでの「人間」になり得たのではないかとそう思うのです。

ロンドン戦を「十字軍」と言ったということは、彼の「人間でありたい」という、強い願いから発せられた思いがそこに秘められていると思うのです。
そして勝利を得た次には、新たなるステップを上がり、神の代理人の側へとまた一歩近づく。

自分は半端な人間ではないし、罪の子でもないのだと。
誰にもそう言わせないための彼の戦いが、レコンキスタや異教徒殲滅をも内包する、最も神聖なる戦い「十字軍」。
「十字軍」での異教徒殲滅は、彼に至上のカトリック的栄光を与えるものだった。
ゆえに「十字軍」と自称したor「十字軍」と認証してもらう策を取った。

そんな風に勝手に考察してみたりしたわけです。


しかし、そのマクの事情は、きっとデルが全て知っていたのだと思うのです。
神の権威を借り、神の力でもって己を正当化して、己自身がひとりの人間として扱われることを望んだマク。
哀しすぎるその激しい欲求。
神の権威を借りることにだけ主眼を置いてしまった彼に、デルの鉄槌が下されることになった訳ですが、デルはその哀しさをきっとわかっていたのだろうな・・・と、思えるのです。

まぁ、幾ら考えてもあのロンドン遠征が『教皇・ヴァチカンが認めた十字軍』だったのか、マクが勝手に遠征を『十字軍』と言ったかは、定められないんですがね。

しかし、『十字軍』と称した(称された)からには、後々復興にヴァチカンの援助があったのでは?と勝手に推測した管理人なのであります。




そして、十字軍的考察というと、第五次の『フリードリッヒ二世』とお嬢の共通項。


神聖ローマ帝国皇帝、フリードリッヒ二世ですが、個人的には、彼は十字軍を成功させた人物と考えておりまして、彼の取った異教徒との協調路線は、どこか局長を髣髴させる柔軟さを思い起こさせるのです。
世俗キリスト教世界では、キリスト教を守っていくトップであるのが、神聖ローマ皇帝の役目なのですが、フリードリッヒ二世は、まともな十字軍遠征を行わない人物でした。

そう、武器を持って戦わない。

自分の配下のものに、ムスリムの者も居た彼は、使えるものなら何でも使って、キリスト教徒の聖地巡礼の安全を確保した皇帝です。

優れたものを率先して取り入れ、医学の学校を作り、アラビアの数術を学んだ皇帝は、使えるものなら何でも使って、キリスト教徒たちをムスリムの脅威から遠ざけて、彼らの安全な聖地巡礼を願ったキリスト教信者です。
(そこら辺は、東欧の小国のあの王様とは、対極にある思考かもしれません。異教徒と和平を結ぶなんて、ワラキアの王様は考えなかったでしょうし。でも、まあ、大トルコ相手では、帝国の侵略旺盛時期では、協調路線は無理だったとは思われますが・・・そもそも、「属国」しか路線がない訳だし。)



異教徒を部下として使う。
異教徒と手を組む。

そこまでして和平なんぞいらない、必要なのはエルサレムから異教徒を殲滅して奪還することだと――結局は、教皇から破門される皇帝ですが、世俗的には彼はキリスト教徒たちの平和を願い、それを守った(結局はキリスト狂信者によって、和平は崩壊させられるのですが)皇帝です。

女王と国民を化け物どもの牙と爪から守るため、化け物を率いて化け物を狩る局長の姿が、そこにふと重なる時があるのです。

それって、「目的のためには手段は選ばない」と言うマキャベリの言葉にも繋がる、人の上に立つものの柔軟さなのだろうな〜と、フリードリッヒ二世とお嬢をちょっと重ねて見てしまう管理人。

ここら辺の話を
「人間ならば誰にでも現実の全てが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」
という、カエサルの言葉と共に、お嬢の一隻眼が見通す、世の中の現実という真実――みたいなエピソードでお話が書ければ良いな〜と、無駄に思ってしまうのです。
(注・あくまでも、希望ということで、そんな難しい話を書く技量は全く持ち合わせておりません)



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